<Header>
<Author: 荆叔>
<Title: 題慈恩塔>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 精選唐詩鑑賞>
<Translator: 內田泉之助>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 慈恩塔を題す>
<BookPage: 70>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
漢國山河在，
秦陵草樹深。
暮雲千里色，
無處不傷心。
<End Poem>
<Translation>
このあたりはかつて秦・漢の隆盛を極めた地であるが、今やいずれも減亡して、漢國の面影として存するものはただ山河あるのみ、又秦帝の陵墓も荒れて徒らに草樹が深く茂っている。人の世の盛衰興亡は一時のことで、誠にはかないものである。見渡せば千里の間、蒼茫たる暮雲の色に包まれて、いずこも心を傷ましめぬところはない。
<End Translation>
<Formatted Translation>
このあたりはかつて秦・漢の隆盛を極めた地であるが、今やいずれも減亡して、漢國の面影として存するものはただ山河あるのみ。

又秦帝の陵墓も荒れて徒らに草樹が深く茂っている。人の世の盛衰興亡は一時のことで、誠にはかないものである。

見渡せば千里の間、蒼茫たる暮雲の色に包まれて。
いずこも心を傷ましめぬところはない。
<End Formatted Translation>